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教室員の最近の著書・訳書

2009

不安と抑うつに対する問題解決療法 (2009) Laurence Mynors-Wallis(著), 明智龍男・平井啓・本岡寛子(監訳)金剛出版.

名市大サイコオンコロジーグループが取り組んでいる「がんの患者さんの心理的苦痛緩和のための問題解決療法」のテキストの一つとしている著書を、大阪大学や関西福祉大学の先生方と共同で翻訳いたしました。認知行動療法の一技法である問題解決療法のエッセンスが詰まった極めてプラクティカルな良書です

 

老年期うつ病ハンドブック (2009) 三村將・仲秋秀太郎・古茶大樹(編著)診断と治療社.

今日、うつ病については多数の本が出版されていますが、老年期うつ病に限定して、その診断と評価、治療の原則をまとめた書籍はわずかです。本書は、老年期うつ病の臨床にかかわる幅広い層(臨床研修医や一般科の医師から老年精神医学の専門家まで)を対象に、的確な指針を示した実践的な教科書です。一般的な総論と個別の症例を提示する各論の二部構成からなり、老年期うつ病の臨床像の多様性に対処できることを企図しています。

 

2008

Andrews G, Charney DS, Sirovatka PJ, Regier DA (2008) Stress-induced and Fear Circuitry Disorders: Refining the Research Agenda for DSM-V. Washington, D.C.: American Psychiatric Association.
containning a chapter: Faravelli, C., Furukawa, T. A. & Truglia, E. (2008) Panic disorder. pp. 31-58.

DSM-Vでは現在の不安障害のセクションが、OCDスペクトラムのセクションと、PD, SAD, PTSDなどを含む恐怖回路のセクションとに分かれ、GADはうつ病セクションに含まれると言われています。その方向付けについて話し合われた国際会議の発表論文集です。

 

Guyatt G, Rennie D, Meade M, Cook D (2008) Users' Guides to the Medical Literature: A Manual for Evidence-Based Clinical Practice, Second Edition. New York: The McGraw-Hill Companies, Inc.
containing three chapters:
Guyatt, G. & Furukawa, T. A. (2008) An illustration of bias and random error. pp. 109-112.
Furukawa, T. A., Jaeschke, R., Cook, D. & Guyatt, G. (2008) Measurement of patients' experience. pp. 249-271.
Furukawa, T. A., Strauss, S., Bucher, H. C. & Guyatt, G. (2008) Diagnostic tests. pp. 419-438.
EBMのバイブル、JAMA Users' Guides to the Medical Literatureが発展・拡大されて第2版となって出版されました。古川がそのうち1章を書き下ろし、1章の改訂を担当し、また1章を共著者として執筆しました。

 

Beck&Beckの認知行動療法ライブセッション (2008) Aaron T. Beck (著), Judith Beck (著), 古川 壽亮 (著、翻訳) 医学書院.
古川がフィラデルフィアのBeck Instituteのレジデンシー指導者用プログラムを受けに行ったときに受付のわきにAaron BeckとJudith BeckのライブセッションのDVDが置いてあった。好奇心半分で購入し、帰国後それを見たときの感動は今でも忘れない。教科書に書いてあること、講義で聴いたことは、こういうことだったのだ!

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2005

慢性うつ病の精神療法―CBASPの理論と技法 (2005) James P. McCullough Jr. (原著), 古川 壽亮 (翻訳), 岡本 泰昌 (翻訳), 大野 裕 (翻訳), 鈴木 伸一 (翻訳) 医学書院.
2000年にNew England Journal of Medicine誌に発表された、抗うつ剤とCBASPとの併用療法についてのRCTはうつ病治療に呻吟する精神科医を震撼させた。CBASPの理論と技法を詳説する。

 

不安障害の認知行動療法〈1〉パニック障害と広場恐怖 (2) 社会恐怖 (3) 強迫性障害とPTSD ―不安障害から回復するための治療者向けガイドと患者さん向けマニュアル (2003, 2004, 2005)) Gavin Andrews (著), Andrew Page (著), Rocco Crino (著), Lisa Lampe (著), Mark Creamer (著), Caroline Hunt (著), 古川 壽亮 (監訳) 星和書店.
水曜日の認知行動療法研究会で、不安障害の実践マニュアルを訳出しました。治療者向けガイドおよび患者向けマニュアルを備え、きわめて実践的な本です。

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2004

向精神薬治療ガイドライン (EBM医薬品・治療ガイドラインシリーズ (5)) (2004) オーストラリア治療ガイドライン委員会, 医薬品・治療研究会, 医薬ビジランス研究所, 名古屋市立大学医学部精神医学教室
半官半民の団体による、比較的公正な治療ガイドライン。みんなの勉強をかねて教室のみんなで翻訳しました。オーストラリアのプライマリケア向けとなっていますが、日本の一般精神科医にとっても十分に詳しいガイドラインになっています。

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2003

がんとこころのケア (NHKブックス) (2003) 明智 龍男 (著) NHK出版.
がんに罹っても自分らしく生きるために。心の問題が患者の生活の質にいかに影響を与えるのか、その影響にどのように対処したらよいのか、具体的に解説し、患者や家族、医療関係者への心構えを、日本のサイコオンコロジーのfounding fathersの一人、明智が一般向けに書き下ろしました。

 

精神科診察診断学―エビデンスからナラティブへ (2003) 古川 壽亮 (著), 神庭 重信 (著) 医学書院.
名古屋市立大学と山梨大学の精神医学教室が総力を結集して、今、若い人に精神科の診察や診断について何を伝えるべきか、まとめあげた。面接の基本的技法や態度に始まり、Evidence-Based Diagnosisの理論、そして診断をどのようにまとめ上げて記録してゆくべきか、あくまでも実践に役立つことを目指して、きめ細かに解説

 

臨床のためのEBM入門―決定版JAMAユーザーズガイド (2003) Gordon Guyatt (著), Drummond Rennie (著), 古川 壽亮 (翻訳), 山崎 力 (翻訳) 医学書院.
JAMAに掲載され、世界のEBMの潮流を決定づけたUsers Guidesシリーズから、有用な論文をコンパクトに集めたもの。名市大精神・認知・行動医学分野と東大薬剤疫学講座とで共同翻訳しました。特に第2部の臨床論文を読むために必要な統計学の章が出色です

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2000

エビデンス精神医療―EBPの基礎から臨床まで (2000)古川 壽亮 (著) 医学書院.
EBMを精神医療に応用するとどうなるのか、著者の10年近くの思索と実戦と経験の集大成です。残念ながら日本語版ですが、世界をリードする内容であると今でも自負しています。韓国語訳が私家版で出ています

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