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『エビデンス精神医療:EBPの基礎から臨床まで』
古川壽亮著
医学書院、2000
Amzonジャパンのホームページにはいろんな書評が載っていました
Amazonジャパンのカスタマーレビューでは、「おすすめ度:
」で「EBMのことをもう少し知りたい方に最高の本です。
何しろ、詳しいだけでなく、その知識量の豊富さにビックリします。」
「EBMを問い直す」と題したリストでは、では「参考文献が全部英語論文です。世界的レベルの良書。 」
「ご利益(ごりやく)に基づいた医療」と題したリストでは、「タイトルは精神医療となっていますが、内容は一般内科医向けのEBM入門書です。必読です。
」
ネットを探せば、もっと辛口の書評もいただいています
http://member.nifty.ne.jp/windyfield/diary0102c.html
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/in/syllabus/220/220030/00001767.html
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/EBM9912RCTseisin.html
http://ebd.umin.ac.jp/research/glossary.htm
 | 斉尾武郎先生(熱海ちとせ病院内科) |
古川壽亮;エビデンス精神医療:医学書院 5900円
(ISBN4-260-11849-8)が刊行されました。おそらくは今まで日本語でEBMについて書かれた本の中で、初めて世界的な教科書として通用するレベルのものでしょう。(英訳が期待される。)
pedantricとも言えるほどの参考文献の多さ(そう言えば、名市大は濱中教授も精神病理についての物凄く衒学的な教科書を出しておられましたね。)、明確な表現、文字の多さ(図表が少ない)・・・・・1時間ばかり読んでみましたが、読了するにはしんどい分量ですが、なかなかこれを超えるEBMの教科書は出てこないだろうと思われます。
僕はこれはEBMの辞書代わりに重宝させていただきます。
 | 伊藤伸介先生(名古屋市、はざま医院)
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名古屋の伊藤と申します.1ヶ月ほど前に書店で古川壽亮先生の「エビデンス精
神医療」を見つけ,早速読んでみました.妻は「分かりやすく,面白い」と言っ
ておりますが,私は「分かりやすく,すごい」と思いましたので感想をアップさ せて頂きます.
この1年余りの間にフレチャーの臨床疫学,サケットの根拠に基づく医療監訳 本,等々読みましたが,「エビデンス精神医療」には圧倒的に感動しました.身
近な方(愛知県疫学研究会でうつ病の診断治療について検討した際に知り合うこ
とが出来た古川先生)が書かれたというバイアスも掛かっているかも知れません が. フレチャーの臨床疫学にJAMAのUsers' guides
seriesを加えて精神科的 知識も身につくという感じです.「精神医療」と題してみえますが,内科の事例 も大変多く引用されEBM全体を学ぶのに大変有益だと思いました.
日本語表現の秀逸性にも感嘆しました.p91の95%CIの説明は多くの書籍を読ん
だ中で始めて良く理解できました.一つのことを多くの表現に瞬時の内に言い換
えて説明する,ただ舌を巻くばかりです.p119のkappa値も大変よく分かりまし
た.対象となっているテーマは診断治療は元よりですが,システマティックレヴ
ュー,ガイドラインにまで及びます.特に圧巻だったのはp177「副作用や病因に
関する論文の批判的吟味」の項で,症例対象研究とコホート研究の相違などにつ
いて詳細に解説されているだけではなく,引用されている「フルオキセチンと自
殺の関連」「レゼルピンと乳がん」などの記述も大変詳細で,なぜここまで詳し
く調べることができるのか一開業医である私はただただ感心するばかりでした.
また初めの方ですがp62には「エビデンスを当てはめて行く過程には臨床家のア
ートが必要である」とされていますが,Step4の重要性について大変共感する言 葉でした. EBM
expertの方々の集まりである本MLに小生のごときものが書評をアップするの
はふさわしいか否か戸惑いましたが,私の感動をお伝えしたくアップいたしまし た.
 | 豊島義博先生(第一生命 日比谷診療所 歯科)
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わたしにとっても EBMのBEST BOOK です。
入手後1週間で、ほぼすべてのページがマーカーで色ついてしまいました。今ま
で、のどに刺さっていた骨が この本を読んで何本とれたことか。歯科医の間で
も 絶賛です。 惜しむらくは 書名が「エビデンス精神医療」なので、多くの
医療従事者は躊躇してしまうかもしれません。とあれ、このような名著をしるし ていただいた古川先生に感謝したします。 九州で行われる予定のEBMWSで 古
川先生のレクチャーが聞けないものかと にわかファンが集まって、九州の実行 委員会に嘆願書を出そうかと画策中です。
 | 池田正行先生(国立犀潟(さいがた)病院 臨床研究部)
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精神科に首を突っ込んでいる内科医として,書名につられて,すぐさま注文した, エ
ビデンス精神医療(古川壽亮著.医学書院)が,昨日届きました. EBMって何だろう と素朴な疑問を持つ私のような人と,全ての精神科医に,
お薦めの本です. 1. 我々は,自分の日々の診療における様々な疑問に対する回答を得るために, 他人
の仕事を(いい意味で)批判的に吟味している.しかし,今まで,私は その作業を自己流,直観的に行ってきた.この本は,その作業の筋道を明快
に示してくれる.おそらくこの筋道がEBMの本体なのだろう. 2. 精神科はもちろん,他科の医師にもEBMとは何かを示してくれる.少なくと
も我が国では,精神科はEBMの考え方が最も遅れている分野であり,その 分野でのEBM実践指南書だから,基本的なことをわかりやすく書いてある
からだ. 3. 著者は精神科医であるが,非常に広い視野を持っている.その証拠に, RCTを巡る議論の際,引用されている例を見ても,”心筋梗塞に対する
運動療法”,前立腺癌に対するジエチルスチルベステロール,外頚動脈 ー内頚動脈吻合術,と,様々だ. 4. EBMって何だろうと素朴な疑問を持つ私のような人は,本書の後半の
実践編から読み始め,それから基礎編→理論編に進めば,より抵抗 なく読み進める. (その後)
表題は”斜め読み報告”となっていますが,評価は,熟読したのち,一層 高まったこと. 個人的には,特にSSLRの有用性,面白さに目覚めたことを強調したいのですが,これ
はなかなか言葉で言っても,実際にSSLRを使って仕事をまとめた人でないと,わかっ てもらいにくいですね.
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