名市大精神医学教室では常に臨床が第一義です。よりよい専門治療を提供できるように、私たちはEBMの原則に則りながら、以下の分野でインターナショナルレベルの治療を提供できるようにしたいと考えています。名市大精神科の3本柱とは
Psycho-oncology
(精神腫瘍学)およびコンサルテーション・リエゾン精神医療
癌をはじめとした身体疾患患者に様々な心の問題が存在することが注目を集めています。名市大精神科は積極的にこの問題に取り組もうと考えています。身体各科における精神医療の重要性を他科ドクターやコメディカルに分かるような形で実践できることが重要です。
Cognitive-Behavior
Therapy (認知行動療法)
不安障害、気分障害、統合失調症などに対する有効性が確立されている認知行動療法は、残念ながら、日本ではまだまだ広まっていません。名市大では積極的にこれを臨床の中に取り入れてゆきます。
Brain
Science (脳科学)
臨床教室にいる私たちは脳科学の進歩をpatient-nearなアウトカムに反映させることができる限りにおいて遅滞なく導入してゆかなくてはなりません。教室の歴史および規模から考えて、それはおそらく、神経心理学や脳画像を中心としたものになってゆくでしょう。
具体的な専門外来としては、
コンサルテーション・リエゾン・チーム---サイコオンコロジー、コンサルテーション・リエゾン精神医学
認知行動療法外来---不安障害
高次脳機能外来---老年精神医学、神経心理学、機能画像
児童思春期外来---児童思春期精神医学
てんかん外来---てんかん、脳波
ひとつの医療機関が全ての疾患にインターナショナルレベルの治療を提供することは困難です。特に統合失調症については、大学病院のみで包括的な医療システムを構築することは困難になってきています。学外の病院・医院との緊密な連携のもと、
統合失調症の治療にも積極的に関わってゆきたいと思います。
(2004年11月改訂)
